令和2年最後の週がスタートしました!

今日は12月28日月曜日で、今年最後の週がスタートしました。最高気温はマイナス3度と

冬らしい気温に戻りました。最低もマイナス15度と寒い一日になりそうです。残り4日と

なった2020年は、コロナウイルスの発生で日本中が大変な事になった1年でしたね。

皆さんの仕事にも影響が出て、大変な思いをされた事と思います。来年はコロナも収束し

普通に戻る1年となって欲しいと思います。そこで、今日と明日は佐呂間の多門寺にある

仏像の写真にコロナ収束の願いを込めてアップさせて頂きます。今日の仏像は毘沙門天

ご覧頂きます。この毘沙門天は古代インド・ヒンドゥー教で『クベーラ』と呼ばれていた

神様が基になっていて別名をヴァイシュラヴァナと言い、これを漢字で表すと毘沙羅門と

なります。それが変化して毘沙門になったと言われています。ヴァイシュラヴァナには

『すべての事を一切聞き漏らさない知恵のある者』と言う意味があります。また武神と

して知られている様に日本の仏像で見られる毘沙門天の姿は武装している物が殆どです。

顔も戦いの神様らしく、相手を圧倒する迫力がある表情をしています。右手には宝棒と

呼ばれる武器を、左手には仏舎利が納めた宝塔を持つ姿が一般的です。宝棒で邪気を

追い払い宝塔で豊かさを授けると言われています。また、毘沙門天の多くは邪気と

呼ばれる鬼形の者の上に乗っています。迫力のある毘沙門天ばかりに目が行きますが

この邪気も表情は豊かで苦々しい顔をしているものから、広角を上げてニヤリとして

いるものまであります。日本で見られる毘沙門天像で有名なのは、東大寺大仏殿の

中門に立つ兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)や、国宝に指定されている京都の

鞍馬寺毘沙門天三尊立像がありますが、佐呂間町栃木にある多門寺にも立派な像が

ありますので、年明けにはお参りに行ってみて下さいね。では、私が撮影した毘沙門天

ご覧下さい!

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こちらが多門寺にある毘沙門天像です。鋭い表情をされたお顔が印象的ですね。明日は

馬頭観音の写真をご覧頂きますのでお楽しみに!