今日は風が冷たく寒い一日で経過した北見地方でした。最高気温はマイナス2度までしか
上がらず、最低はマイナス18度と寒さが骨身に沁みる寒さです。大晦日と元日も同じ様に
寒い日となりそうなので、家の中でも暖かくしてお過ごし下さいね〜。さて、今日は今年
最後のブログ更新となりました。昨日は毘沙門天様の写真をアップさせて頂きましたが、
本日は馬頭観音像の写真をご覧頂きます。馬頭観音は表情が怒っているので馬頭明王と
呼ばれる事もあるそうです。でも、怒りの表情には理由があって、怒りの激しさによって
苦悩や諸悪を粉砕し、馬が草を食べる様に煩悩を食べ尽くして災難を取り除くと言われて
います。しかも、馬頭観音は庶民の為に色々世話を焼いてくれる仏様で、怒っている顔を
していても、それは人の煩悩に対してで人間に対して怒っている訳ではありません。
そして、馬頭観音の優しさは人間だけではなく馬を含める家畜の安全と健康を祈る観音
でもあります。昔、馬は武家にとっても農民にとっても生活になくてはならない動物で
農耕や移動手段としてとても大切な動物でした。旅の道中を守る観音として路傍には石の
馬頭観音像が刻まれる様にもなりました。人々の生活とは切っても切れない関係の家畜の
象徴として、最も大切だった馬を掲げた観音様が馬頭観音です。では、そんな凛々しい
姿の写真をご覧下さい!
こちらが馬頭観音像です。今年は佐呂間の栃木にある多門寺さんで、様々な仏像の撮影を
させて頂きました。難しい撮影ではありましたが、その分楽しい時間でもありました。
皆さんも是非一度多門寺さんに見学にお越しください。ここではお見せ出来ない物も
沢山あるので、是非見学ツアーに申し込みをされて、北海道にある筈の無い仏像も見て
頂きたいと思います。では、今年のブログはこれで終了させて頂きます。来年は1月4日
月曜日にアップしますので、是非ご覧下さいね。今年1年お付き合い頂き有難う御座い
ました。では、また来年!皆さん良いお年を!